歌手の松本伊代(57)が22日、TBS系バラエティー番組「人生最高レストラン」(土曜午後11時30分)に出演。タレントで夫のヒロミ(57)との結婚するまでのエピソードを披露した。

16歳で歌手デビューした松本は1993年(平5)11月12日、当時B21スペシャルのメンバー・ヒロミと結婚。バラエティー番組での共演をきっかけに知り合い、最初の出会いの前から「目を付けていた。格好いいな、ちょっと不良っぽい感じの人が好きだった」とヒロミへ恋心を抱いていた過去を明かした。

18歳の時に「オールナイトフジ」の収録の際にヒロミが廊下にいたことから「今度ゴルフに行きましょうよ」と松本のほうから声をかけたところ「あー」という素っ気ない対応を取られたという。

それでも、松本の猛烈プッシュが2人の関係を一気に縮めた。マネジャーを巻き込んでグループで会う機会が増えたという。「電話は全然してくれなかった。私が両親と暮らしていたので『お母さんが電話に出るんでしょ』と。付き合おうという話もあまりなく、私たちは付き合っているのは半信半疑だった」と振り返った。

その後ヒロミから「メロンジュースを飲まない」と初めて自宅に招待され、メロンとアイスクリームをごちそうになったり、ドライブに行くようになり急接近。プロポーズの「具体的な言葉はなかった」と明かした松本だが、ある日、手のひらに大きな指輪を渡されたという。ヒロミからは照れ隠しで「万馬券が当たったから」と言われたが、いよいよ結婚のときが近づいた。「それが今思えばプロポーズだったのかなあ」と松本は振り返った。

週刊誌でも交際がうわさされ、「追い風が吹いた」という。ヒロミのほうから「(周囲から)いじられるのは嫌。籍だけでも入れたい。(松本の)両親にあいさつに行きたい」との申し出があり、指輪をもらってから約1カ月、とんとん拍子に結婚話が進んだというエピソードを明かした。

最近は子育ても終え、夫婦で過ごす時間も増えたという。ヒロミが自宅に購入してくれたカラオケで2人で楽しむ時間もあるという。「私の曲が16曲しか入っていないの」とぼやきながらも、ヒロミと過ごす時間に幸せを感じていることを明かした。