女性アイドルグループ「i☆Ris」メンバーで、シンガー・ソングライターの友希(ゆうき=26)が23日、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで初のソロツアー「Heart」千秋楽公演を行った。

昨年12月から、シンガー・ソングライターとしてのソロ活動も本格化。デビュー10周年の節目のツアーでは最新曲「ファンデーション」など16曲を披露した。地元岐阜に近く、路上ライブなど下積み経験もした名古屋公演では涙を見せる場面もあったというが「距離も近くて、皆さんとの一体感が生まれるツアーだったと思います。ハートとハートをうまくつなげられたと思います」と胸を張った。

12年にi☆Risとしてデビュー。「まだ『10年やってきたぞ!』という実感はないんですけど、(今回のツアーが)自信にはつながったと思います」。さらに「友希としてはまだ1年目の気持ち。まだまだ卵ですし、欲深いので…。羽根が生えたくらいなので、来年は殻を割っていきたいです」。

アンコールでは、「部屋にポスターを張ったり、(プロデュースの)香水を並べていた」ほどの小学生の頃から大ファンで、親交も深い元AAA伊藤千晃(35)がサプライズで登場した。今月30日に誕生日を迎える友希にケーキとともに駆けつけた。12月17日にはジョイントライブ(横浜赤レンガ倉庫)も予定しているが、この日の登場は友希には知らされておらず、突然の登場にステージで“倒れた”。「本物ですか?」「人生で一番、脇汗かきました」と驚きつつ、「ちいちゃんみたいになれるように頑張ります!」と決意を新たにしていた。

伊藤も「友希が大好きなのでサプライズで登場して驚かせたいなと思ったのですが、これまで後輩をかわいがるというのがなかったので、自分も“先輩”になれてうれしいです」。ジョイントライブに向けては「音楽の楽しさ、素晴らしさを友希とステージで出していきたいです。内容はまだ決まってないのですが、一緒に歌える楽曲も用意したいです。プライベートでも仲良くしてて、彼女もメークやファッションが大好きなのでリンクするファッションやメークなど女子ならではの『かわいい』『楽しい』という目線を盛り込みたいです」と話した。