俳優山田裕貴(32)が17日、都内で、主演映画「夜、鳥たちが啼く」(城定秀夫監督、12月9日公開)の完成披露舞台あいさつに、松本まりか(38)とともに出席した。

500席以上の大きな劇場での試写会に、山田は驚いた表情を見せ「こんなにたくさんの方に見てもらえてうれしいです。一番感想が気になる作品です。終わったら、めちゃめちゃエゴサしてると思います」と話した。

若くして小説家としてデビューしたものの、その後鳴かず飛ばずという主人公。生きづらさを抱えた主人公について、山田は「干渉はされたくないけど関わりたい人。表現がものすごく下手くそな人。共感もしつつ、こうはならないようにしようと思いました。自分の中に眠ってる汚い感情を出して演ったような気がします」と振り返った。

松本との共演について「5作品くらい共演しているからこそできた空気感。はじめましての方とはできなかったと思います」と話した。

松本は、山田について「山田裕貴は人間力がすごいんです。この生命体から何が出てくるんだろうとワクワクした」。