ワハハ本舗の2人組パフォーマンスグループ、3(さん)ガガヘッズが、来月6、7日に東京・新宿バティオスで「3ガガヘッズ勝手にトルコツアー凱旋公演『THE BODY TIGHTS MEN SHOW~どっきりドキドキ、カッパドキアでどっきどき~』」を開く。9月22日から10月16日まで、トルコに行ったツアーの成果を披露する。

トニー淳(48)と正源敬三(52)の2人は、世界中で呼ばれもしないのに旅費自己負担で訪問し、無料ライブを行う。今回のトルコはコロナ禍もあって3年ぶり、34カ国目の訪問だ。赤と黒の全身タイツ芸で、アンカラ、カッパドキア、パムッカレ、イズミール、イスタンブールで“日本代表”としてパフォーマンスを行った。

トニーは「日本を出るときは、ちょうどコロナが緩和されて来た時で、向こうはほぼ大丈夫でした。帰国時の日本入国のアプリ登録が難しかっただけですね」と振り返る。

トルコは1997年(平9)に江頭2:50(57)が全裸で肛門にでんでん太鼓を突っ込んで逆立ちするパフォーマンスを行い、現地警察にわいせつ物陳列罪で逮捕され罰金75万円の処分を受けた。「行く前に向こうの方とコンタクト取ったんですが、25年もたつのに8割の方には言われました。イスラム教の国ですから、下半身露出どころか上半身裸にも厳しいんです。でも親日の国ですし、僕らの芸は言葉も必要無しのパフォーマンスですから、行く先々で老若男女が歓迎してくれました」と振り返った。

元々は、それぞれがピン芸人として活動していた、02年にワハハ本舗の若手3人が集められ、ニューヨークで活躍する、しゃべらないパフォーマンスグループ、ブルーマンを目標に作られた。メンバーの入れ替わりはあったが、オリジナルメンバーの2人に19年に落ち着いた。正源は「面白いことがやりたいんです」と言う。

トルコでの活動についてトニーは「すごく良かったです。僕たちのツアーは呼ばれてもないのに、勝手に海外ツアーをやるという企画なので、小さいところから言うと、まずトルコに行ったことのある人のブログを見つけて、その人に『トルコに知人の方、いらっしゃいませんか』とか、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊とかに話を持ちかけて『どこかでやらせてもらえませんか』みたいな感じで。一応、始めにトルコ語のナレーションで日本から来たみたいなことは入れてますが。言葉はなくても伝わるのが僕らの強みですね」と話している。

凱旋(がいせん)公演では、トルコでドキュメンタリーとして撮ってきた映像を合間に流す。正源は「全て新作のパフォーマンスをやります」。トニーは「基本的なベースは全身タイツを着てるんですけど、その上に違う衣装をつけたりとかもします」と話している。

海外に行けなかったコロナ禍では、今まで出来なかったことにチャレンジした。20年9月に「3ガガヘッズの勝手に全身タイツ旅」を出版。昨年6月には、ポカスカジャンのタマ伸也(54)とコラボしてアルバム「We hope you enjoy!~全身タイツの旅人たち~」をリリースした。トニーは「ライブが全く出来なかったけど、本を出したり、曲に挑戦したり。発想の転換ですね。無観客の配信ライブも初めてやってみました」と振り返る。

35カ国目に行ってみたい国がある。トニーは「3年前に途中まで計画が進んでいて、中断しているプロジェクトがあるんです。それは中南米。ドミニカ共和国とかキューバとかに行きたいと思っています」。正源は「笑顔を届けるライブをやっていくだけ。とにかく笑かしたいだけです」と話している。【小谷野俊哉】

◆3ガガヘッズ(さんががへっず) トニー淳(1974年7月26日、鹿児島県生まれ)と正源敬三(70年9月14日生まれ)が02年に3人組で結成。その後メンバーの脱退、加入で19年から現在のコンビに。10年に大道芸全国大会「芸王グランプリ2010」で優勝。13年に「国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ」で優勝。