TBSの安住紳一郎アナウンサー(49)が20日、同局ラジオ「日曜天国」(午前10時)に出演。14年前の同番組の放送を聞いていた当時15歳の少女から届いたメールに感動して、生放送中に号泣する“ハプニング”があった。

番組はこの日の冒頭で、2008年(平20)3月2日の放送で、安住アナが趣味のボウリングを秋田市内で楽しんだ際のエピソードを紹介した収録音声を公開。TBS系列が放送されていない秋田ということもあって、安住アナは開放感あふれて記録的な好スコアを連発。ところが、隣の隣のレーンに“刺客”が現れた。家族連れでボウリングを楽しむグループの中にいた女性の下着が安住アナの目に入ったという。「あまりにはっきりパンツが見えるんで」と動揺した安住アナは急激にスコアを落としたことを笑いながら振り返った。

この08年3月の番組を受けて先週、安住アナと同じ秋田のボウリング場にいたという当時15歳(現在29歳)の少女から「突然ですが、覚えていらっしゃいますか? パンチラが気になってガター(レーンの両脇にある溝に落とすこと)を連発したという安住さんの隣の隣のさらにひとつ奥のレーンにいました」というメールが届いた。

その内容を安住アナが自ら読んで紹介。女性のパンツが見えたことで動揺したという安住アナだったが、さらに先のレーンでボウリングを楽しんでいた少女の家族から写真撮影を求められたという。メールでは一緒に撮った写真を14年経過した今でも少女の自宅のリビングに飾ってあることが書かれていた。

14歳だった女性はその後、中南米に渡りコーディネーターとして仕事をしていたが、現在はコロナ禍もあり帰国してある国の駐日大使館に勤務しているという。ここ最近、東京・赤坂のTBS本社近くで大使館イベントの仕事をしており「広場から見えるTBSの青い看板を見て14年前も、今日も、このビルから(安住さん)は放送しているのですね」と、紹介したところで安住アナの涙腺が決壊。流ちょうに読んでいたメールを急に読めなくなった。その後に声を出して泣きじゃくった。

「うれしいですね。ごめんなさい。自分がこんなに感情が揺れる理由がちょっとよく分かっていないのですが、先週、(大使館)イベントでメールの送り主に会ってきて、15歳のときに(秋田で)一緒に撮影した写真を見せてもらったのですが、14年たってスペイン語もペラペラ話して、自分(安住アナ)のたわいもない思い出話に華やかに色をつけてもらったようで…。コロナのこともあったのに14年たってもこの番組を続けていられて、私の人生にもたくさんの人が関わってくれていることが分かってうれしいですね」と涙の理由を語った。