ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)のオペラをスクリーン上映するMETライブビューイングで、「椿姫」が16日から全国公開されることになり9日、都内で先行上映会が行われ、俳優柿澤勇人(35)がトークイベントを行った。

柿澤は劇団四季時代、ミュージカル「春のめざめ」の主役に抜てきされたが、同作を演出したマイケル・メイヤーがこの「椿姫」も手掛けている。柿澤はメイヤーの演出について「セットが絵画みたいなんです。色の使い方がかっこよく、おしゃれですね。誰が見てもセンスのよさを感じると思います」と語った。

学生時代からMETに通い、オペラを鑑賞してきたという。「年に2~3回はニューヨークを往復していました。『魔笛』も見ました。ジュリー・テイモアというライオン・キングも演出した方なんですが、日本もリスペクトしていて、日本の伝統文化も取り入れているんです」。

「椿姫」については「パーティーのシーンとか、お金をかけたんだろうなって思いました。センスも感じます。国も文化も時代も違うんですが、魅入ってしまいます」などと語った。