芸能リポーターとして活躍した前田忠明(まえだ・ただあき)さんが9月28日午後4時半ごろ、くも膜下出血のため都内の病院で死去したことが19日、分かった。81歳。

関係者によると告別式は近親者で行ったという。フジテレビ関係者によると、前田さんは9月、東京・新宿区の自宅マンションで転倒し、救急搬送先の病院で死亡が確認されたという。

北海道岩見沢市出身の前田さんは、明大文学部演劇学科卒業後、1969年(昭44)に28歳で「女性自身」の芸能記者となった。80年にフジテレビと専属契約し芸能リポーターとして活動。「まえだ・ちゅうめい」の愛称で同局系の情報番組「おはよう!ナイスデイ」「情報プレゼンター とくダネ!」のコメンテーターとして親しまれた。

2008年(平20)には大動脈瘤(りゅう)のため心臓のバイパス手術を受けた経緯もある。コロナ前の、19年に出演した「とくダネ!」を最後にテレビの舞台に別れを告げていた。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況となった20年3月に同局との契約を終えていた。

芸能リポーターの後輩で、芸能デスクの大村正樹氏(55)は「毎朝早く出社して新聞全紙を熟読し、芸能リポーターとしての仕事にとどまらず、ニュース報道、テレビ局の仕事全体に熱心に取り組んだ方でした。その取材姿勢は多くの局員のお手本でした。コロナ禍でご卒業されたこともあって最後のあいさつもできないままお別れとなりました。とても寂しいです」とコメントした。

◆前田忠明(まえだ・ただあき)1941年(昭16)5月15日、北海道岩見沢市生まれ。岩見沢東高・明大文学部演劇学科卒。69年に28歳で「女性自身」の芸能記者となり81年4月、フジテレビ(北海道はUHB)「小川宏ショー」のリポーターとしてテレビに出演し始める。「おはよう!ナイスデイ」を経て現在、芸能デスク兼リポーターとして「とくダネ!」に出演した。