指原莉乃プロデュースのアイドルグループ、=LOVEが13日、パシフィコ横浜で「齊藤なぎさ卒業コンサート」を開催した。

カラフルなペンライトが会場を埋め尽くす中、ライブスタートを告げる「Overture」が流れると、大きな拍手に包まれた。齊藤のソロ曲「現役アイドルちゅ~」でライブがスタート。ピンク色の衣装を身にまとった齊藤が登場し、1曲目から会場のボルテージは最高潮に達した。

齊藤は「本当に卒業の実感がなかったんですけど、ペンライトを見て『あ、私今日卒業するんだ』って思いました。こんなに多くの方が集まってくださって、私のことや=LOVEを見ていただけて幸せです」と感謝した。

ライブ中盤では、齊藤がやりたいことを形にした。プロデューサー指原のソロデビューシングル曲「それでも好きだよ」のカバーをソロでパフォーマンスするなど、会場を盛り上げた。齊藤は「みんながいっぱい私と目を合わせられるような構成になりました。かわいい曲をいっぱい詰め込みました」と満足そうな顔を浮かべた。

アンコールではピンクのドレスで登場。ファンや関係各所への感謝を述べつつ「私はファンの方1人1人が本当に大好きで、毎日のようにみんなのことを考えていました。完璧じゃない私のことを愛してくれて、そばで支えてくれて、見守ってくれたみんながいたからこそ、今、笑顔でここに立てています」と感謝。

そして「この5年間、短いようで、長いようで、やっぱり短かった。完璧でキラキラした王道アイドルになりたくて頑張ってきたけど、みんなが言ってくれるほど完璧ではなかったです。でもこれだけは言いたいです。=LOVEのことが、ファンのみんなのことが大好きです。本当にアイドルになれて楽しかったし、幸せでした。アイドル齊藤なぎさを見つけてくれて、本当にありがとう」と涙を流した。

今後は女優の道を目指すという。残るメンバーに向けて「東京ドームに一緒に立つことができなかったことが、1つだけ心残りです。これは私からの最後のお願いです。東京ドームに立って、最高の景色を見てほしい。難しいお願いだけど、みんなだったら絶対できると思ってる。これからもずっとみんなの1番のファンでいます」と誓った。

ライブは約3時間で、デビュー曲「=LOVE」や「笑顔のレシピ」をはじめ、初披露となった齊藤の卒業記念ソロ曲「君だけの花道」など全24曲を披露した。約5000人の拍手に送られ、齊藤が=LOVEを卒業した。