落語家の三遊亭好楽(76)が24日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金午後1時)に出演し、昨年9月に肺がんのため72歳で亡くなった三遊亭円楽さんとの半世紀にわたる自身との関係性について語った。

好楽は喪服をまとい、円楽さんの写真と並んで番組に出演。昨年12月に行われた円楽さんの「お別れの会」の様子が映されると、「(祭壇の)前に座布団10枚たまってる。最後に10枚もらってもしょうがないと思うんだけど」と笑いながらも「でもね、気持ちは通じたと思います」と円楽さんをしのんだ。

司会の黒柳徹子(89)からの「お別れ会はどんな感じでしたか」という質問に対して、「そのときに会う人が『おお久しぶり』『珍しい』『何十年ぶり』っていう人ばっかりでしたからね、楽しくなっちゃってね。こっちの方は友だち同士で、こっちの方は先輩後輩でっていろんな人が輪を作ってましたね。しのぶというよりは同窓会みたいでしたね」と答え、約600人が集まったお別れの会を振り返った。

円楽さんとの関係について「うちの亡くなったかみさんとは49年間、彼はもっと長くて52年間。5代目師匠の(三遊亭)好楽のかばん持ちで来て、『よろしくお願いします』『頑張りなさい』って言った仲ですから。それからずっと落語界。それから飲み会、海外旅行、ゴルフ。いつも一緒でしたね」と半世紀以上の思い出とともに語った。

黒柳から「どんな風に呼び合ってたんですか」と尋ねられると、好楽は「あいくん。これは本名が會泰通(あい・やすみち)って本名なんですけどね。楽たんとか楽ちゃんとか。彼は好楽兄さん。兄さんって」。互いの呼び方からも深い関係性をうかがわせた。