水谷豊が主演するテレビ朝日系ドラマ「相棒season21」(水曜午後9時)の第14話が25日に放送され、平均世帯視聴率が12・6%(関東地区、速報値)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は7・2%だった。前回は世帯が13・3%、個人が7・6%だった。

名推理で事件の謎を解き明かす警視庁特命係の杉下右京係長(水谷豊)。切れモノ過ぎるゆえに上層部からにらまれ、閑職に追いやられた右京が、さまざまな事件解決に挑む人気シリーズ。寺脇康文演じる初代相棒の亀山薫が、約14年ぶりに“5代目相棒”として活躍する。

◆第14話のあらすじ

亀山美和子(鈴木砂羽)が取材先の民家で襲われる事件が発生。さらに、現場からホームヘルパーの男性の遺体が発見される。

室内を物色した形跡や手口から、犯行は窃盗犯によるものと思われ、美和子は、その家に住む柳沼勝治(忍成修吾)という元受刑者の妻を取材しようとして事件に巻き込まれたらしい。

勝治は15年前、通り魔殺人を犯し、長年服役していたが、間もなく出所となった半年前、脳梗塞で倒れ、寝たきりに。世話は獄中結婚した聖美(陽月華)という女性が担っており、美和子の取材テーマは、その妻の心境を掘り下げることだった。

捜査に乗り出した右京と薫は、勝治と聖美夫婦から事情を聞く。勝治は、体を動かすことも話すこともできなかったが、瞬きや端末への視線入力で意思疎通は可能だった。すると勝治は、「犯人は私も殺そうとしていた」と証言。聖美によると、勝治の出所後、悪質な嫌がらせが頻発しているということだった。

勝治は15年前の逮捕当時、遺族の感情を逆なでする言動を取っていたため、いまだ恨みの火が消えていないことも考えられ…?