テレビ朝日系ドラマ「リエゾン-こどものこころ診療所-」(金曜午後11時15分)の取材会が先日、茨城県内で行われた。凜(りん)としたイメージが強い栗山千明(38)の意外な一面を知った。

会見には、主演の山崎育三郎(37)と共演の松本穂香(25)も出席した。山崎と栗山は中学生の頃からお互いを知る間柄で、当時NHKのドラマで初共演したという。山崎が「千明ちゃんの方が背が高かったので、見上げてお芝居していた。不思議ですね。地元の同級生とか、幼なじみとお芝居する感覚」と話すと、20年以上ぶりの本格共演に照れた栗山も「最初は気持ち悪かった」と笑わせつつ、「その分、安心してお芝居させていただいてます」と取材会は和やかムードで進んだ。

クールな役どころが多い印象の栗山だが、松本によると、その素顔は「本当にふわふわっとしたかわいらしい方」。山崎も「イメージと逆なんですよね。“できる女”っていう、ピッとした雰囲気があるけど、ふにゃふにゃなんです」と続いた。

確かに話しぶりはほんわかとしており、日々の癒やしを聞かれると「晩酌」と答えて笑顔。ロケ地の茨城から自宅に戻る車中でさっそく1杯始めるといい、「マネジャーさんには申し訳ないですが、フライングで…。お酒をいただきながら『ああ~、今日も1日頑張った!』と。自分へのご褒美でもあります」とうれしそうに語った。種類は問わず「食事に合わせたお酒をいただくのが好き」といい、「毎日ご飯のことばかり考えてます」と笑った。

また今年の目標には「生活リズムの改善」を掲げ、「すぐ夜型人間になってしまう。撮影が続くと朝早いので、結構大変なんです。ちゃんとした生活リズムを日々していれば撮影の時も支障がないので、ちゃんとしたいな」。ここでも晩酌の話題が登場し、「おうち時間にお酒を飲んでいると深い時間になってしまう。ちゃんとコントロールしながらしたい」と自分に言い聞かせていた。

ちなみに、起床の目標時間を聞かれると「午前中」。大胆な設定に山崎が思わずツッコむと、「日が上がる前に寝たいですね、できれば」とマイペースに答えていた。

勝手にりりしいイメージを持っていた栗山の人間らしいエピソードに、親近感と共感を抱きっぱなしだった。【遠藤尚子】