安田大サーカスのクロちゃん(46)の新著「日本中から嫌われている僕が、絶対に病まない理由 今すぐ真似できる! クロちゃん流モンスターメンタル術30」(徳間書店)が1月28日の発売から1週間で重版決定と出版不況の中、ブレイクしている。日刊スポーツの単独取材に応じ、同書の制作と並行したTBS系「水曜日のダウンタウン」(水曜午後10時)の企画「モンスターラブ」で交際を始めたリチ(26)との結婚について「年末くらいに可能性はある」と告白した。

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クロちゃんは新著を手に「『モンスターラブ』もやりながら本を作って…実は俺、恋愛うまくないんだなと気付いた」と吐露した。収録が始まったのが昨年8月末、新著のオファーが同9月と制作は並行していた。「まさか(本を作った結果が10年ぶり彼女ゲットで)返ってくると思わなかった」と、しみじみ語った。

11年2月にツイッターを始めるなど早くからSNSを利用してきた。その中、出演した「水ダウ」でウソのツイートをしていたこと、18年の番組企画「モンスターハウス」で女性に二股をかけたことが暴露され日本で一番と自認するほどバッシングを受けた。その中で著書の話が持ち上がり、人生を振り返るつもりが、読者のためになる本との提案を受け、メンタル管理の手法を紹介するビジネス書となった。

新著を制作する過程で向き合ったのが「頭で考えて結局、失敗することが多かった」恋愛力のなさだった。若い頃、1人の女性にフラれたショックが激しく「5人と付き合えば、100%のきつさが20%ずつになる」と考え東京、名古屋、大阪で計5人の女性と交際も、うまくいかなかった。

「モンスターラブ」は、好意を寄せる女性とアイドル志望の女性が混在した9人から本命を選ぶ企画だった。新著を制作し、自らを省みたことで「頭で考えていた恋愛を切り替えることが出来た」ことが、リチへの涙の告白に結実した。

「2人まで絞ったけど、どっちも俺のことが好きだと思って…分からなかったんですよね、本当に。その時に、また自分の策略で何かすると、また間違った方を選んでしまいそうな気がした。だったら、素直に自分が本当に好きな子に言うしかないなと思った」

リチとのディープキスの収録は昨年10月末で、番組側からは会っていいと言われたが、同12月21日の放送まで会わなかった。「バレる危険性が1%でもあれば責任は取れない。与えられた仕事が成立しないと評価が下がる。損はしたくない」。著書にも書いたポリシーの理解をリチに求めた。

放送後、毎日、会えるようになり「今年の年末くらいに、もしかしたら結婚する可能性はあります」と明かした。その思いを支えるのが、リチの変化だ。

「リチを守ると言っていたんですけど、リチが『クロちゃんを私が守る』と言い始めたから…守るから守られるです、今年は」

だから今、クロちゃんは断言する。「最後の女だと思っていますよ、リチのことを」。  【村上幸将】

○…クロちゃんは5日、都内で開いたサイン本お渡し会で、リチと12月21日の放送後、毎日会うようになった1週間後から「じんましんが出た」と明かした。並んで寝て、接する右脇腹に出ており「すぐに治ると思ったら、1カ月以上たっても治らない。そろそろ病院に行きます。(原因が)分からない」と嘆いた。そんな中でも著書のアピールは忘れず「中途半端じゃなく本当に人のせいにすることで、自分がやる気になるのが簡単になった。それを今でも実践しています。リチも、仕事熱心だと言ってくれています」と強調した。