英王室のチャールズ国王の弟アンドルー王子の元妻でヨーク公爵夫人としても知られるサラ・ファーガソンさん(63)が、家族との対立を続ける元おいのヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻について、他人がとやかく言うことはできないと擁護した。小説「A Most Intriguing Lady」を最近出版したファーガソンさんは、宣伝のため多くのメディアのインタビューに応じており、その中で自身がかつてメディアや世間から批判を受け続けてきたことを引き合いに、「一人の人間が他人を裁く権利があるとは思いません。私がサセックス公爵夫妻について何か話すことはない」と語った。

1986年にアンドルー王子と結婚したファーガソンさんは、96年に離婚した後もウィンザーにあるロイヤル・ロッジで同居を続けており、自由奔放な振る舞いなどが度々批判の的となってきた。チャールズ国王はこのほど、ヘンリー王子夫妻がウィンザー城の敷地内に所有する邸宅の立ち退きを求め、それをアンドルー王子に譲ることを提案している。

英テレグラフ紙のインタビューでも、ヘンリー王子夫妻が王室にダメージを与えたと思うか問われ、「答える立場にない」と回答を拒否。「彼女はヘンリーをとても幸せにしてくれた。それはとても素晴らしいこと。彼女は本当に彼を愛しています。ダイアナ(元妃)は夫妻のすてきな孫たちを誇りに思うでしょう」と話した。

一方でメーガン妃について問われたファーガソンさんは、「彼女のことは本当によく知らない。エリザベス女王の葬儀の時に話をしたくらい。本当にきれいな女性だと思った」とコメント。きさきとはほとんど面識がなかったことを明かしたが、メーガン妃自身はエリザベス女王と初対面する前にファーガソンさんにカーテシーを教わったと話していることから、この発言がうそだった可能性も取りざたされている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)