NHKを2月いっぱいで退局したフリーアナウンサー武田真一(55)が、10日放送の報道番組「ニュースきん5時」(金曜午後5時)に最後となる生出演を果たした。

終盤に武田が「NHKをご覧になってくださった皆さま、ここまで育てていただきまして、本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いします」などとあいさつすると、出演者の小籔千豊(49)も「本当にいろんな方に勉強させてもらう番組ですけど、武田さんはカメラ止まっても柔らかさを変えない、というところは本当に勉強になりましたので。偉い人やのに。僕ももっと柔らかくなっていこうと思わさせていただきました」と感謝。石橋亜紗アナウンサーからも「武田さんありがとうございました。お疲れさまでした」と声をかけられ、番組が終了した。

その直前には武田は、自身が撮影した大阪の写真を披露する「タケダのイチマイ」のコーナーで「皆さまへ愛を込めて、最後のメッセージです」と切り出し、制作の大阪放送局から見た、大阪城などが入る風景写真を紹介。「本当に関西、大阪の皆さん、お世話になりました。大阪、やっぱ好きやねん。そしてNHKをご覧になってくださった皆さま、ここまで育てていただきまして、本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いします」などとあいさつし、深々と一礼した。

武田はこの日の放送まで外部出演者として「きん5時」に出演することが公表されていた。4月スタートの日本テレビ系新情報番組「DayDay.」(月~金曜午前9時)で、南海キャンディーズ山里亮太とMCを務める。NHKで担当した報道番組「列島ニュース」(月~金午後1時5分)は先月28日で出演を終了。放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」総集編のナレーションは、最終回となる4月1日放送分まで担当する。