俳優賀来賢人(33)が13日、東京・上野の国立科学博物館で、14日から始まる特別展「恐竜博2023」の取材会に出席した。音声ガイドのナビゲーターを務めている。

一足先に会場を回った賀来は「最初から最後まで興奮しっぱなし。ワクワクする展示がいっぱいで、早くいろいろな方に見てほしい」と話した。

好きな恐竜を聞かれると「やはりズールですかね」と、肉食恐竜から身を守るためにトゲトゲした骨質のウロコからなる装甲、攻撃用の強力なこん棒を持つ尾が特徴的で“攻守”を備えた鎧竜の名前を挙げた。「攻めと守りを備えた恐竜ですから、老若男女、大人から子供までワクワクすると思います」と話した。

恐竜を好きになったきっかけは、93年に公開された、スティーブン・スピルバーグ監督(76)の映画「ジュラシック・パーク」。「子供だったので、大きい物にひかれました。海外から恐竜ショーが来るとグッズを買っていました」。

女優榮倉奈々(35)と16年に結婚。5歳と2歳の子供がいる。「子供がロマンのある生き物が好きなんで、連れてきて僕がナビゲーターをやっていたら喜んでくれると思って引き受けました」とパパの顔も見せた。

ナビゲーターについては「何回かナビ付きのものを回ったことがあるんですが、一緒に回っている気分になりました。回っている方に寄り添うよう、包容力のある大人の声を出しました」と振り返った。見どころについても「たくさんあるんですが、ズールの実際の化石が展示されているのは、僕も10分くらい足を止めて、なめるように見てしまいました。大人の僕でもワクワクするんですから、小さなお子さんにこんな生き物がいた事実とロマンを、この場で体感してほしいですね」と話した。

俳優として「攻めか守りか」を聞かれると「守りに入ったらダメだと思っているので、攻めるタイプかな。ワーッとする役が多いので、攻めて発散するお芝居をしています。私生活では守りに入っていますけどね」と笑った。

また自身を恐竜に例えて「ティラノサウルス・レックス(Tレックス)」と最大級の肉食恐竜の名前を挙げた。「生まれたてのTレックスです。Tレックスはビッグになるので。まだ、攻撃力はないけれど、Tレックスくらいにビッグになりたい。自分は、まだまだですがいつかそうなりたい」と目を輝かせた。