米俳優トム・クルーズ(60)が、12日に開催されたアカデミー賞授賞式を欠席したのは、元妻で女優のニコール・キッドマン(55)との鉢合わせを回避するためだったとの臆測が浮上した。

空前の大ヒットとなった主演作「トップガン マーヴェリック」が、作品賞を含む6部門にノミネートされながら授賞式に姿を見せなかったのは、プレゼンテーターとして出席したキッドマンに会いたくなかったからだと英デイリー・メール紙が報じた。

クルーズは現在、英国で「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO」を撮影中で、米ピープル誌はスケジュールの都合で英国に戻らなければならなかったと欠席理由を伝えていた。クルーズ本人は、欠席理由を公にしていない。

クルーズとキッドマンは、90年に公開された米映画「デイズ・オブ・サンダー」での共演がきっかけで同年に結婚するも、01年に離婚。キッドマンは06年にカントリー歌手のキース・アーバンと再婚し、2人の娘をもうけている。

授賞式ではアーバンを伴ってレッドカーペットに登場し、顔を寄せ合って見つめ合うなどラブラブな様子を見せていた。

2人は互いに離婚について公の場で多くは語っていないが、関係者によると「ニコールがそこにいるから、トムは欠席した」と話し、今もわだかまりがあることを示唆した。「和解しがたい不和」を理由にクルーズが離婚を申請し、後にキットマンは「傷ついた」と当時を振り返っていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)