5月6日に英ロンドンで開催される英王室のチャールズ国王の戴冠式に、息子のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が出席するのかどうか注目される中、英ミラー紙が夫妻は出席しても冷遇されるだろうと報じた。王室メンバーと親しい人物の話として、家族は誰も王子夫妻と関わりたくないと思っており、式典の座席も家族から離れた末席に座ることを望んでいると伝えた。夫妻は出席しても、言葉さえ交わしたくないと多くのメンバーが考えているという。2020年に王室を離脱している夫妻は、バッキンガム宮殿のバルコニーに他の王室メンバーと共に姿を見せる可能性は低いとされており、家族と交わる場面は皆無になるかもしれない。

昨年末に配信されたネットフリックスのドキュメンタリーや今年1月に王子が出版した回顧録「スペア」などで国王や兄ウィリアム皇太子ら家族と王室の批判を続ける夫妻だが、国王から戴冠式への招待を受けている。夫妻は現時点で出席するかどうかは明確にしておらず、さまざまな臆測が飛び交っている。

そんな中、米ニューヨーク・ポスト紙は、戴冠式で冷遇されることにメーガン妃は耐えられるほど勇敢ではないため、王子1人で出席するだろうとダイアナ元妃の執事だったポール・バレル氏の言葉を紹介している。1997年に元妃が亡くなるまで10年以上にわたって仕えてきたバレル氏は、国王は夫妻を招待することで「道徳的な高みを保った」とコメント。「王子夫妻、特にメーガン妃にとっては、戴冠式は信じられないほど不快になる可能性が高い」と語り、妃はその現実に向き合ってそこにいられるほどの勇敢さや強さを持っているとは思えないため、(王子に)一緒に行けないと伝えているだろうと述べた。

バレル氏は出席するかしないかは王子夫妻側にボールがあると述べるも、ヘンリー王子は自身の母、ダイアナ元妃がいた可能性のある場所にカミラ王妃がいるのを見るのはつらいだろうとも述べている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)