シンガー・ソングライターのKAN(60)が18日、がんに罹患(りかん)したと公式サイトで発表した。

公式サイトでは「洒落にならない御報告」とし「突然ですが、どうにも洒落にならない御報告です。『がん』が見つかりました」と報告。続けて「昨年秋に発症した腹痛が数週間継続したので病院に行き、検査を繰り返すうちにだんだん深刻な雰囲気になり、大きな病院に移って、更に多様な検査の後、組織摘出手術を行い、病理検査の結果、『メッケル憩室癌』と診断されました」と経緯を説明した。

その上で今後について「治療最優先」とし4月からのツアーを中止。2本のレギュラーを務めるラジオ番組は「放送局、制作関係者、共演者さまの御理解をいただき、これまでどおり継続出演させていただくことになりました」と報告している。

そして「演奏活動は当面休止ではありますが、今後ともよろしくおつきあいいただければ幸いです。私KANの音楽活動を応援してくださる皆さまには、どうか、心配ではなく、どうぞ、楽観していただければと思います。皆さまに楽観していただけることが、きっと大きなエネルギーになる、そんな気がしています この件をサラッと洒落にしながら演奏する日を常にイメージします では、股。」とつづっている。

KANは87年デビュー。90年に「愛は勝つ」が大ヒットし、同年NHK紅白歌合戦に出場した。