俳優豊川悦司(61)が22日、主演映画「仕掛人・藤枝梅安2」(河毛俊作監督、4月7日公開)の先行上映会に登壇した。

列島がWBC侍ジャパン優勝の話題一色となる中、「野球があったり、もうすぐサッカーがあったり、フィギュアがあったりの中、はたして映画梅安が生き残れるか瀬戸際なので皆さんのお力をお借りしたい」と客席にあいさつした。

池波正太郎の人気小説で、悪を葬るはり医者の暗躍を描く。客席からの質問コーナーで「首筋を見ると刺したくなる衝動は」と聞かれると大笑い。「はりが好きでたまに打ってもらいに行っていたが、撮影が終わってから1度も行っていない。はりを打たれるのが怖くなった」と笑わせた。

この日は、1作目の「仕掛人・藤枝梅安」の4月1日からの世界配信も発表された。脚本の大森寿美男氏は「野球だけでなく、日本のエンターテインメントの底力も海外に示したい」。豊川は「海外に行って『バイア~ン』って言われるのが楽しみ」と話していた。