土屋アンナ(39)すみれ(32)世良マリカ(20)わたなべちひろ(18)が28日、東京ドームシティホールで開催された25歳以下の若者を応援する「チェンジメーカー・フェス2023」にスペシャルアンバサダーとして出席した。

コロナ禍もあって、3回目の今年が、初めてオンラインではなくリアルな開催となった。

オープニングで、すみれは「このイベントは社会をもっと良くしたいという思いを持って、ソーシャルアクション(社会的行動)を起こしたいと思う若者の集まりです」。世良は「仲間たちと意見を交換し合う場です」。土屋が「今回が3回目で、初めてのリアル開催です。ちーちゃん、合言葉を言って」とうながすと、わたなべが「Together we can change the world(私たちは世界を変えることが出来る)」と叫んだ。

4人はイベント開始前に取材に応じた。3回目のアンバサダーとなる土屋は「今回、初めてお客さんを入れて開催。ここからを新たなスタートにして、考えてもらい、行動に移してもらえれば。新たな1歩、うれしいです。会場の空気感にエネルギーをもらえる」。行動を起こすにあたっては「知識が大切。海の青さを保つにも、拾っていいゴミといけないゴミがある。ここは知識の交換の場。自分だったら何が出来るかを考えて。小さなことなら何でも出来るし、みんなでやれば大きなものになる」と話した。

同じく3回目の全盲のシンガー・ソングライターわたなべは「最初はオンラインで、どういう流れになるか不安でした。でも、社会を変えていこうというきっかけになりました。今回は対バン(複数のアーティストが出演)で、お客さんの声もあるのでリアクションが楽しみ」と話した。

2回目のアンバサダーのすみれは「前回はオンラインでしたが、今回は客席に新しいパワーを集めて、見せることが出来る」。アーティストのクリスタル・ケイ(37)たちとメンタルヘルスをサポートするプロジェクト「All FOUR ONE PROJECT」を立ち上げている。「メンタルヘルスについて、もっと話そう。『命の電話』ともコラボしています」と話した。

昨年4月に第1子となる長男を出産して育児中。「すごく大変です(笑い)。つかまり立ちして、いろいろな物に届くようになったので」。おじいちゃんにあたる父、石田純一(69)については「『元気? イケメン君』って呼んでます」と笑顔を見せた。

世良は「こんな大きいイベントが、日本で初めて対面で開かれる。参加できてうれしいです。同世代と楽しみながら、勇気をもらえたら」。慶大総合政策学部2年在学中で「タレント、モデルとして活動しながら、SDGs(持続可能な開発目標)について発信したり、起業に話を聞きに行ったりしてきました。コロナ禍の3年間は人に会って意見を共有できなくて、自分のやろうとしている事は正しいのか不安がありました。今日は勇気を持ってやれる」と笑顔を見せた。