秋元康氏が総合プロデュースする新たなアイドルグループ創造プロジェクト「IDOL3.0 PROJECT(読み:アイドルサンテンゼロプロジェクト)」が本格始動することが29日、明らかになった。4月上旬からメンバーの募集を開始し、全国7都市で説明会を予定。複数段階のオーディションを経て、今秋のデビューを予定しているという。

運営を行う株式会社オーバースによると、従来のアイドル像や活動領域、グループ運営に捉われず、時代の変化やニーズに合わせて“アップデートされる”アイドルグループを目指すという。コンサートや握手会などの“リアル”な場での活動と、メタバース空間やそのほかオンライン上などの“バーチャル”な活動の両軸で展開。リアルとバーチャルを行き来する新アイドルとなる見込みだ。

同グループ運営に携わるスタッフには、キングレコードをはじめ、過去にAKB48、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46、IZ*ONE、=LOVEなどの育成に携わったスタッフが勢ぞろいする予定という。

同プロジェクトは、株式会社オーバースが発行する暗号資産「Nippon Idol Token(NIDT)」による資金調達で実施する。今日29日から購入申し込みを開始するという。今後「NIDT」保有者には一部プロデュースへの参加や限定イベントへの招待、NFT(非代替性トークン)の付与などの特典を予定しているという。

株式会社オーバース代表取締役の佐藤義仁氏は「前例のない大きな取り組みになりますが、アイドル業界の絶対的リーダーである秋元康氏に加え、48グループを時代のアイコン的存在へと成長をさせた経験豊富なキングレコード社に参加いただいて大変心強いです」とコメント。「これまで手がけてこなかったコンセプトでのグループ誕生を実現すべく、ファンの皆さんにも参加いただきながら一緒に創っていきたいと思っています。長年思い描いていたプロジェクトを最高なメンバーとスタートが切れることに期待が高まっています」と伝えた。

キングレコード執行役員の増谷公治氏は「秋元康氏が総合プロデュースする新しいコンセプトのアイドルグループということで、新時代に何か大きなことが起こりそうだという期待を抱いています」と明かした。「ファンの皆様と創り上げていくグループと聞いておりますので、昨今のアイドル市場の盛り上がりをみても、無限の可能性を秘めたグループになると感じています。当社がこれまで培ってきたノウハウをもってサポートして参ります」とした。