フリーアナウンサー新井恵理那(33)が、1日までに自身のインスタグラムを更新。手塚治虫さんの名作「ブッダ」と、エンゼルス大谷翔平投手(28)を重ね合わせ、胸中をつづった。

新井は「-人はなぜ生きるのか、人はなぜ苦しむのか?-年度終わりの今日、わたしは手塚治虫『ブッダ』を読み終えました」と年度最終日の過ごし方を報告。「ブッダは悩み苦しみながら悟りを開いていくのですが、驚いたのは、悟りを開いて目覚めた人=ブッダとなった頃の姿が、大谷翔平選手そっくりなのです! 目標を達成することへの意思が強く、人々に優しい眼差しを注ぐ、そんなひととなりまでそっくり」と手塚治虫さんの「ブッダ」の主人公と大谷の生きざまを重ね合わせ、作品の感想をつづった。

続けて「ところが、わたしは最近、連日の報道で大谷翔平選手を知れば知るほど、自分も同じ時間を過ごし、自分なりに苦しいこともある中で努力はしているものの、大谷選手やブッダのような素晴らしい影響力のある人にはこの先もきっととてもなれないだろうに、自分はなぜ生きているのか? 何の意味があるのか? と、そんなふうにも思ってしまうことがあります」と悩みを吐露した。

しかし、「でも、目に見えるわかりやすい影響がなかったとしても、必ず自分にも意味があるんだ、と思い直せて励まされました すべての存在が意味のあるものだし、それに優劣などない…すべてはつながっていて、すべてに対して優しく思いやる気持ちは必ず自分に返ってくる そんなことを、いま一度肝に銘じて、新しい年度を迎えたいと思いました 私をこのような気持ちにさせてくれたのも、ある巡り合わせがきっかけだったんですよね」と作品を読み終えて変化した自身の考えを明かした。

「去年の秋、友人に誘われて東京芸術大学の学園祭へ行き、死生観についての釈迦の一言を見たのです。 『生あるものは、かならず死ぬ』 そんなシンプルな言葉が妙にしっくりきて、「釈迦、かっこいい!」とリスペクトしたのでした きっと、ほんのささいな変化が、自分の世界も、世の中をも変えていくんですね」と訪れた学園祭で受けた影響を明かし、「それにしてもブッダ以外の登場人物や物語のほとんどが創作だとのことですが、とても人間らしいんですよね…!手塚治虫さん、恐るべし…!」と長く愛される名作を改めて振り返った。

結びに「長くなりましたが、ま~前向きにやってこ! って感じですね」と前向きな姿勢を見せた。

フォロワーからは「最後の一言!それが重要なんですよねー。」「前向きはもちろん良い! でも後ろ向きでも良い! 後ろ向きにしか見えないものがある…そこから前を向こう」「前向きにやっていきましょう!!」「毎朝、恵理那さんから元気をもらってます! 恵理那さんは心のブッダです!」などのコメントが寄せられている。

新井はテレビ朝日系「グッド!モーニング」(月~金曜午前4時55分)、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)などに出演している。