4人組ダンス&ボーカルグループ、OWV(オウブ)の佐野文哉(25)が、センバツ高校野球で県勢初の甲子園優勝を果たした山梨学院を祝福した。

佐野は山梨県出身で中学時代は野球部だった。1日に東京・NHKホールで行われたグループの全国4都市をめぐるライブツアー「CASINO」の千秋楽公演前の取材で「山梨学院のみなさん、おめでとうございます」と語り「メンバーはみんな野球も好きで(ツアーの)福岡公演の時がちょうどWBC決勝で本番直前までみんなで見ていました。(山梨県勢)初優勝ですよね? かっこいいです」と笑顔をみせた。

自身は高校時代は陸上部だったといい、「山梨学院は駅伝とかもめちゃくちゃ強いんですよ。(心を折られていて)ちょっとは優しくしてほしかった。僕の心にも少しだけ隙をみせてください」と語って笑いを誘っていた。

一方で、メンバーの中川勝就(25)は山梨学院に決勝で惜しくも敗れた報徳学園のある兵庫県出身。「こっち負けてしまったんですよ」と肩を落とし「大阪桐蔭を倒してすごいなと思っていて、(決勝は)負けちゃって悔しい」と語った。報徳学園は自身の通っていた高校とも近所だったといい「僕たちの活躍を通じてまた押し上げられたらなと思います。来年は少しでも力になれたら」と意気込んだ。

OWVは19年に行われたオーディション番組「PRODUCE101JAPAN」に出演していた元練習生で結成。今回のツアーは東日本大震災からの復興の意味も込め、3月11日に福島・郡山市での公演からスタートしていた。千秋楽公演ではアンコール含む20曲を披露。約1万5000人の観客を沸かせた。