女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時)の第5話が11日に放送され、平均世帯視聴率が5・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが12日、分かった。第1話から5・8%、4・9%、5・0%、5・2%だった。平均個人視聴率は2・5%。第1話から3・1%、2・6%、2・7%、2・7%だった。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典はみちの上司・新名誠役で、田中みな実は誠の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。

第3話でみちと誠は車の中で唇を重ねてしまう。お互いへの思いが強まる中、社員研修旅行の日程も迫っていた。一方その頃、みちの夫、陽一は三島結衣花(さとうほなみ)と体を重ねていた。

第4話では社員研修の夜、みちは誠と2人きりになり、誠はみちを抱き寄せた。みちも身を任せるが、その目から涙が伝うのを見た誠は体を離す。翌日、帰りのバスを降りたみちだが、迎えに来るはずの陽一は現れない。そんなみちに、誠は昨夜のことを謝り、今後は指一本触れないと誓う。その代わり、今までのようにそばにいて欲しいと伝える。ダメだとわかっていながらも、みちは誠の言葉に応じる。

第5話ではその頃、陽一は結衣花がこぼしてしまったコーヒーの片付けでカフェにいた。謝る結衣花に対し、こんなことでみちは怒らないと言う陽一は、みちとの出会いの日を思い出していた。カフェの客として来ていたみちが、まだバイトの身分だった陽一に連絡先を聞いて2人の交際が始まったのだった。

その日からずっと、みちは陽一の生活のリズムに合わせて、いつもそばでほほ笑んでいた。陽一はそんな2人のバランスが崩れることはないと思っていたが…。

一方、誠が帰宅すると楓が料理を作って待っていた。しかし誠は料理に手をつけずに寝てしまう。次の日、みちと北原華(武田玲奈)がランチに出かけると、偶然誠が通りかかり3人で食べることになった。