テレビ朝日の玉川徹氏が22日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、歌舞伎俳優市川猿之助(47)が救急搬送され、両親が亡くなったことについて言及した。

同番組では、18日に救急搬送された猿之助と両親について特集。これまで、両親の死因は、向精神薬中毒で、猿之助も同じく何らかの薬物を服用していた疑いがある。玉川氏は「突発的、発作的ということであれば、この方法はそぐわない。3人がそれくらいの(薬の)量を集めないといけない、入手の問題。3人が3人分を長期にわたってためないといけない。長い計画性をもってという話になるが、そういう雰囲気が猿之助さんに見られなかったと。ふに落ちない」とした。

猿之助と共演経験のある石原良純は「10年近くご一緒する機会はあるんですけど、常に歌舞伎役者で、澤瀉屋を思い、取り組んでいるスーパー歌舞伎を思っている方で、それが今、公演中ですよね? その中でこういうことが起こったのは、どういう思い、どういたったのか…。計り知れない部分もあるんでしょうけど、3人の家族会議の中で摂取するってどうしてそういうことにいたったのか」と言及。

続けて「何かふに落ちない。ずっと歌舞伎のことだけ思い続け芸を磨き、楽しんでいただくことをやり続けていた人が、なんでこんな大事な時にこういうことなのか。不思議というか」と表情を曇らせた。

今後の捜査のポイントについて話題が上がると、玉川氏は「罪の部分は社会が法治国家である以上、出てくるわけですけど、まずは猿之助さんご本人の保護が何よりも大事。周囲の目で次を防がないといけない。周囲の人が彼をどう保護できるのか、精神的な部分を含めて大事だと思う」とコメントした。

 

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