フジテレビは26日、東京・台場の同局で5月の定例社長会見を行った。

港浩一社長(71)が7月期の連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜午後10時)の代役主演に女優若村麻由美(56)が決まったことについて言及した。主演予定だった鈴木京香(54)は体調不良で、11日に同局と所属事務所から降板が発表されていた。

港社長は「まずは鈴木京香さんが降板なさってとても残念ですが、ご本人の体調がもっとも優先されるべき。ご回復を心よりお祈り申し上げます」と語った。代役の若村については「素晴らしい俳優さんに主演を務めていただけることになり大変うれしく思っています。あらためて若村さんには感謝を述べるとともに、しっかりバックアップしていきたい」と語った。

編成担当の大多亮専務(64)は「結果的に素晴らしいキャスティングができた。本当によかったと個人的に思っている。放送はそんなに遅れず、いけるのではないか。確定はしていませんが」と見通しを語った。

若村は03年の同局系「夜桜お染」以来20年ぶりに地上波連続ドラマの主演を務める。同作は平凡な主婦と大女優という正反対の2役を演じ分ける“なりすましコメディー”。若村は主人公・浜岡妙子/若菜絹代を演じる。同局は、放送スタート時期などの詳細は決まり次第、随時発表するとした。