2月に85歳で死去した「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などで知られる漫画家の松本零士さんを送る「松本零士先生 お別れの会」が3日、東京国際フォーラムで開催され、約3000人が参列した。

妻で漫画家の牧美也子さん、長女松本摩紀子さんが主催者を代表のあいさつをした。

牧さんは「松本は本当に自分の好きな仕事を続けまして、みなさんの心の中に何かを残してきましたことを、同じ仕事をしている漫画家としての私も非常に共感、うれしく思っております。今後とも、松本の仕事が、みなさまの心の中で生き続けてくれることを願っております。本当に今日はありがとうございました」と感謝した。

摩紀子さんは「これより松本は長い旅に出ます。『遠く時の輪の接する処で再び巡りあえる』と松本はよく申しておりましたが、それがいつになるのか全く見当もつきません。永遠と言えるほど遠い未来なのかもしれませんし、私達の考えるそれとは違う違った方法で訪れるのかもしれません。ですが、ひとつ確かなのは、その時まで、松本が遺したキャラクター達や物語を大切に預かり、見守り、育てていくことが、私達の責務であり、それが松本との約束だと思っております」とあいさつした。