中村倫也が主演するテレビ朝日系ドラマ「ハヤブサ消防団」(木曜午後9時)の第2話が20日に放送され、平均世帯視聴率が9・4%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・5%だった。

前回の世帯は10・5%で、個人は5・9%だった。

ヒットメーカー、池井戸潤氏の同名小説が原作。中村は山間の「ハヤブサ地区」に移住したスランプ気味の作家、三馬太郎を演じる。地元消防団に加入後、連続放火騒動や住民の不審死など怪事件に巻き込まれていく。

◆第2話のあらすじ

亡き父の故郷である山間の集落「ハヤブサ地区」で暮らしはじめたスランプ気味のミステリ作家・三馬太郎(中村倫也)は連日、入団したばかりの消防団の練習に駆り出されて疲労困憊(こんぱい)。実は、消防団が日ごろの訓練の成果を披露する消防操法大会の開催日が迫っており、分団長の宮原郁夫(橋本じゅん)がピリピリしているのだ。

そんな中、太郎はハヤブサ地区を襲った連続放火事件の犯人が、先日遺体となって見つかった山原浩喜(一ノ瀬ワタル)だというウワサが出回っていることを知る。一瞬だが生前の浩喜と会話を交わした太郎は、彼がそこまで悪い人間だとは思えず、困惑する。しかも、根拠のないうわさがあっという間に集落に広がったことに違和感を覚える。

その矢先、太郎は消防団のメンバーで役場勤務の森野洋輔(梶原善)から「相談がある」と声をかけられる。約束の時刻に居酒屋に出向くと、座敷には森野のほか、役場の企画課員・矢内潤(岡本篤)と、移住してからずっと気になっていた謎の美女・立木彩(川口春奈)の姿が。相談というのは、ハヤブサの町おこし動画企画にまつわることで、矢内は作家である太郎の力を貸してほしいという。その企画は映像ディレクターである彩の発案だというのだが、彩本人の態度はどこか冷淡で…。