米ラスベガスの住宅に未確認飛行物体(UFO)が墜落し、エイリアンを目撃したとの通報を受けて地元警察が駆け付ける騒動が起きて話題になった米国で、今度はほぼ無傷のUFOや「非人間のパイロット」を米政府が保有していると米軍の退役軍人が証言した。米下院で26日、未確認航空現象(UAP)、いわゆるUFOに関する公聴会が開かれ、3人の退役軍人が証言台に立ち、うち1人が米軍は極秘に墜落したUFOを回収して解析しており、「人間ではない」パイロットの遺体も持っていると述べ、政府の隠蔽(いんぺい)を批判した。
国防総省の情報機関である国家偵察局に所属した経験があり、国家地理空間情報局でUAP解析の共同責任者を昨年7月まで務めたデビッド・グルーシュ氏は、「公務の過程で、数十年にわたるUAP残骸の回収と解析調査プログラムについて知らされた」と証言。自身が直接目撃したわけではないとした上で、米政府は回収した航空機を操縦していた非人間の遺体も持っていると主張した。また、2004年にUAPを目撃している米海軍の元パイロット、ライアン・グリーブス氏と元海軍司令官のデービッド・フレーバー氏も、自身が戦闘機を操縦中に遭遇したUAPについて証言し、「目の当たりにした技術は、我々のどんな技術にも勝っていた」などと述べた。
米国家情報局は21年6月の報告書で、およそ20年間で144件のUAPが目撃されていたことを公表している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)



