中村倫也が主演するテレビ朝日系ドラマ「ハヤブサ消防団」(木曜午後9時)の第4話が10日に放送され、平均世帯視聴率が8・4%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・9%だった。

前回の世帯は7・5%で、個人は4・5%だった。

ヒットメーカー、池井戸潤氏の同名小説が原作。中村は山間の「ハヤブサ地区」に移住したスランプ気味の作家、三馬太郎を演じる。地元消防団に加入後、連続放火騒動や住民の不審死など怪事件に巻き込まれていく。

◆第4話のあらすじ

亡き父の法要のため、随明寺を訪れたミステリ作家・三馬太郎(中村倫也)は、これまで放火された人々は寺への寄進額がいずれも飛びぬけて高いことに気がつく。

その矢先、編集者の中山田洋(山本耕史)から聞いた情報に、太郎はがくぜんとする。中山田は最近、消防団メンバーとメールのやりとりをしているせいでハヤブサ地区の情報通になっていたが、太郎が脚本を執筆した町おこしドラマ企画が町長・村岡信蔵(金田明夫)のダメ出しを受けて中止になったというのだ。

ただひとり真実を知らされていなかった太郎は、立木彩(川口春奈)を問いただす。彩は完成した脚本を町長に見せて考え直してもらうつもりだったと訴えるが、太郎はウソをつかれたことがやるせなく、2人は険悪に…。

そんな中、村岡がドラマのかわりに考案した町おこしイベントが開催された。ハヤブサに残る伝説にちなんでツチノコを捜索するという催しで、消防団の面々も駆り出される。太郎たちはそこで、村岡にドラマ企画の再考を直談判する彩を見かける。さらに、村岡にあいさつする太陽光発電企業「ルミナスソーラー」の営業スタッフ・真鍋明光(古川雄大)の姿も目撃。ルミナスソーラーは、町の中枢にも巧みに入り込んでいるようだった。

やがて、太郎と彩の関係が急展開を迎える。しかし、太郎を絶望の淵に突き落とす衝撃の事実が発覚する。