6年ぶりの出演となった大黒摩季は「今年こそ、来年こそ、みなさんにまぶしい夏が来ますように」とシャウト。「あなただけ見つめてる」「夏が来る」「ら・ら・ら」など往年のヒット曲で盛り上げを最高潮に持ってきた。最後の「熱くなれ」歌唱途中にカウントダウンが始まり、歌い終わりと同時に花火が打ち上がった。「我慢したみんなへのご褒美だよ。今日はありがとう」と感謝した。

この日のセットリストに、昨年デビュー30周年で作ったアルバム曲「君に届け」を入れ込んだ。同曲は07年に亡くなったZARD坂井泉水さんを思って作ったという。「泉水ちゃんと約束したんですよ。私が曲書いて、泉水ちゃんが詞を書いていつかライブしようねって。それを30周年の時に思い出して」。坂井さんも花火が好きだったといい「生きていたら今日も一緒に出ていたかも。だからこの曲だけは天に向かって」と時折、天を仰ぎながら歌唱した。

コロナ禍も明け、さまざまな規制が緩和されて開催された花火大会。「やっと夜が明けた感じだね。コロナごと吹き飛ばせという感じ」という思いでステージに立った。自称「快晴確率98%の晴れ子」が、台風7号の影響を感じさせない晴天のもと、花火に負けない熱いライブパフォーマンスで、花を添えた。

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