ジャニーズ事務所は7日、ジャニー喜多川氏(19年に死去)による性加害問題をめぐり都内で会見を開いた。藤島ジュリー景子前社長と新社長の東山紀之(56)、顧問弁護士の木目田裕氏が出席。4番目の出席者として井ノ原快彦(47)が同席したのはなぜだったのか。

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危機管理論に詳しい東北大学特任教授(戦略コミュニケーション)の増沢隆太氏の話 会見の並びを見て、不思議な感覚になりました。なぜ所属タレントの井ノ原さんが同席するんだろうか? ただ、井ノ原さんが口を開いてしゃべり出してから会場の空気が変わったのが分かりました。

ジャニーズはこの会見に向けてかなり準備をしてきたと感じました。代表者の交代の儀式でもあるので新旧社長の出席は必須。顧問弁護士も余計なことをいわずにサポートに徹していました。

会見が進んでいっても井ノ原さんのポジションがつかめなかったのですが、もっともうまくしゃべっていました。こんなにも上手に話せる人だったのかと感心しました。

被害を受けた人が相談できないという「得体(えたい)の知れない触れてはいけない空気があった」、Jr.のプロデュースを手掛ける「株式会社ジャニーズアイランド」社長であることから「僕は性加害はしないけど、権力を持ってしまうかもしれない。気をつけている」など分かりやすい言葉で、井ノ原さんは表現にも強弱もつけていた。

それと見た目ではありますが、普段はかけていない丸メガネは会場の場をなごませる効果もあったように感じました。この謝罪会見では井ノ原さんの存在が際立っていましたね。