中村倫也が主演するテレビ朝日系ドラマ「ハヤブサ消防団」(木曜午後9時)の最終回が14日に放送され、平均世帯視聴率が10・6%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・2%だった。

前回の世帯は10・1%で、個人は5・8%だった。

ヒットメーカー、池井戸潤氏の同名小説が原作。中村は山間の「ハヤブサ地区」に移住したスランプ気味の作家、三馬太郎を演じる。地元消防団に加入後、連続放火騒動や住民の不審死など怪事件に巻き込まれていく。

◆最終回のあらすじ

随明寺住職・江西佑空(麿赤兒)が聖母アビゲイル教団を受け入れたことにがくぜんとする、ミステリ作家・三馬太郎(中村倫也)。その矢先、太郎たち消防団は近々、教団が「聖母降臨」の儀式を行う予定だと知る。彼らは発足以来、江西の亡き妹である山原展子(小林涼子)を神格化し「聖母」としてあがめてきたが、その後継者として新たな聖母を擁立する計画を企てているようだった。太郎は、その「新聖母」こそ、立木彩(川口春奈)だと直感。そして、儀式は皆既日食の日に開催されるに違いないと推理する。

ハヤブサ消防団は、儀式を阻止しようと一致団結。急きょ東京から駆けつけた中山田洋(山本耕史)はこれ以上踏み込むのは危険だと心配するが、太郎は「ハヤブサは僕らハヤブサ分団で守らなければなりません」と宣言。一同も大きくうなずく。

そして儀式当日。太郎は作家である自分にしかできないある方法で、彩を止め儀式を制止しようとするが、はたして太郎の言葉は彩に届くのか。このままハヤブサは教団に乗っ取られてしまうのか。ハヤブサに襲いかかる陰謀のすべてが明らかになる。