1989年にお蔵入りしたマドンナが出演するペプシのテレビコマーシャルが、34年ぶりに解禁されて話題になっている。

12日に行われたMTVビデオ・ミュージック・アワード授賞式で放送されたCMは、マドンナの楽曲「ライク・ア・プレイヤー」のリリースを記念して制作されたもの。しかし、CMが放送された直後に同曲のミュージックビデオが公開されると、聖人にキスしたり、十字架を燃やすシーンなど過激な内容に批判が殺到。バチカンを含め多くのキリスト教団体から抗議を受けたことなどでペプシは放送を中止し、マドンナとの500万ドルの契約を解除した。そのままCMはお蔵入りとなったが、ペプシの誕生125周年を記念して公開されることが決まった。

マドンナは、インスタグラムで映像をシェアし、「私たちのコラボレーションの素晴らしさをようやく実現してくれたペプシに感謝します」とつづっている。(ロサンゼルス=千歳加奈子通信員)