AV監督の村西とおる氏(75)が3日、X(旧ツイッター)を更新。ジャニーズ事務所創業者、ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題をめぐり、同事務所がとるべき再発防止策について自身の考えを示した。

村西氏は35年前、元フォーリーブスの北公次さん(12年に死去)がジャニー氏からの性被害を告白した映像を発売するなど、いち早くこの問題に関わってきた。先月9日に放送されたTBS系「情報7daysニュースキャスター」にVTR出演した際には、「あの時にみんなね、これは大きな問題だと騒いでいれば、あれ以降の何百人、何千人の被害者は出てないんですよ」と悔やみ、「ジュリー景子さんが公ちゃんのお墓に行って、『これ、申し訳ございません』と、しかるべき弁済金、補償金を支払ってくれる姿を夢見ています。それまでは追及の手を休めませんよ」と語っていた。

ジャニーズ事務所は2日に開いた会見で、チーフコンプライアンスオフィサー(CCO)に就任した山田将之弁護士が、被害者相談窓口へ478人から連絡があり、325人が補償を求めていることを公表した。村西氏は「再発防止とは何か。ジャニー喜多川氏が故人となった今は、意味は薄れている」とした上で、「最大の再発防止とは、こうした性加害という重罪を犯すと、足腰が立たなくなるほどに被害者の犠牲の上に蓄財した資産を弁済金として差し出さなければならない、を天下に知らしめることに尽きる。正義のためだ、手を緩めるな」とつづった。