昭和を代表する大ベテラン音曲漫才トリオ「かしまし娘」の正司歌江さんが19日、亡くなった。94歳。所属のワハハ本舗が伝えた。

正司さんは1929年(昭4)北海道出身。妹の照枝、花江と「かしまし娘」を結成。56年から本格的に活動を開始。流行歌や浪曲を取り入れた音曲漫才で人気を博した。ギターや三味線を弾きながら「うちら陽気なかしまし娘」のテーマソングと共に、老若男女を問わず全国的に親しまれた。

2009年(平21)、80才の時にワハハ本舗に所属以降も、生涯現役を掲げ、ドラマ映画バラエティーなどで、活発的に活動を続けていた。ワハハ本舗は「これまで正司歌江を温かく見守ってくださいましたこと、心よりお礼申し上げます」とし「ワハハ本舗全体公演でも元気な姿を見せておりましたが、とても残念でなりません」と悼んだ。葬儀、告別式については遺族の意向を受けて親族のみで執り行ったという。

◆正司歌江(しょうじ・うたえ)本名・平井歌江。1929年(昭4)8月13日、北海道出身。旅役者の両親を持ち、41年ごろ、照枝と姉妹漫才コンビ。56年ごろ、3姉妹で「かしまし娘」を組み、長女として三味線担当。81年にトリオ活動休止。受賞は66年の上方漫才大賞(第1回)、99年の文化庁長官表彰など。