タレント最上もが(34)が28日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。ダウンタウン松本人志(60)が自身の2015年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じた「週刊文春」を発行する文芸春秋などを提訴した件についてコメントした。

松本は名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求から提訴。一方の文春は松本に関する発記事を4週連続で掲載している。

最上は「(松本が)はじめから事実確認をちゃんとして本人の声で…とは思いましたけど、こうやってポンポンと記事を出されてしまうと、みんな寄ってたかって騒ぎ出してしまうから…。本来は本人同士の話じゃないですか、だからこんなにぐちゃぐちゃさせる必要もなかったんじゃないかと思います」と話した。

そして「自分が弱い立場で誘いに断りづらい、ってこともあると思います。みんながみんな、イヤってことをイヤって言えない。その部分に関しては、何が事実か分からない」と述べ「松本さんも考慮すべきことがあったかもしれないし、お相手の方もはじめから行かなければ良かった」と私見を口にした。

「何も起こらない事態をまわりがつくっていければよかった。でも実際に起こったことに関しては、こっちはここから見守るしかない」とも話した。

報道をめぐっては、今月8日に吉本が「さまざまな記事と対峙(たいじ)して、裁判に注力したい」という松本の意向を受けて、松本の活動休止を発表。今後の裁判について代理人は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とした。

一方、文春側は同社サイトで「週刊文春」編集部のコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって委縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」としている。