フジテレビ杉原千尋アナウンサー(28)が28日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。ダウンタウン松本人志(60)が自身の2015年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じた「週刊文春」を発行する文芸春秋などを提訴した件についてコメントした。

松本は、名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求から提訴した。一方の文春は、松本をめぐる告発記事を4週連続で掲載している。

杉原アナは、松本について「ずっと神さまみたいな芸人さん。そういう方の報道はすごく影響があったなと思うんですけれども、いち女性として思うのは、合意だったか、合意じゃなかったか、というところの気持ちの差、っていうのを感じました」と話した。

そして「私自身、とてもイジられキャラなんですが」と告白した上で「イジっていただくことに『ありがとうございます』と思うときと、『そこまで言葉を選ばずに言われると、いじめですよ』というの(があること)と正直、似てるなと思いました」と話した。

さらに「人と人という気持ちの差はあるんですけど、配慮、気遣い、察するという面で、何か違いがあったから、起こってしまった問題なのかなと思いました」と私見を述べた。

報道をめぐっては、今月8日に吉本が「さまざまな記事と対峙(たいじ)して、裁判に注力したい」という松本の意向を受けて、松本の活動休止を発表。今後の裁判について代理人は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とした。

一方、文春側は同社サイトで「週刊文春」編集部のコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって委縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」としている。