ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏は30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。昨年10月期放送の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者である漫画家芦原妃名子さんの訃報を受け、ライター西牟田靖氏の投稿を引用する形で「まあ、テレビ局が上から過ぎるんだよな」と私見をつづった。

西牟田氏は「『セクシー田中さん』が原作からかなり改編されていたという問題。最後の9-10話は原作者の芦原妃名子さんが脚本を担当した。一年前、同じ日曜22時半放送のドラマ「城塚翡翠」シリーズでもかなり似た経緯。原作者の相沢沙呼さんが改編に対し、ツイッターで抗議、途中何度か彼が脚本を手がけた(この場合は共同)。同じ時間帯のドラマ枠で同じ問題を繰り返すということは構造的な問題があるのだろう」と投稿。「スケジュールのタイトさ、原作および原作者を軽視するテレビ製作側の思い上がり、コミュニケーション不足など。なお、力関係的に脚本家が勝手に改編したとは考えにくい。方針を決めるのは局側のはずなので」と、自身の見解を投稿していた。

芦原さんは26日までにX(旧ツイッター)アカウントを開設。同ドラマでは第9話、第10話の脚本を手がけていたが、その際制作陣側との間に起きていた食い違いのような事態について、「私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」などとしてその背景を記載。一連のポストはネット上で注目を集め、その後、芦原さんは28日までに当該ポストを削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」などと謝罪していた。

日テレは29日、公式サイトで芦原さんを追悼。同ドラマをめぐる問題については「日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております」とコメントした。

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