歌手松任谷由実(70)が、冬恒例のライブ「SURF&SNOW」を新潟・苗場プリンスホテルで5日にスタートさせました。19日まで8公演を行い、10800人を動員予定。単純計算で1公演1350人のファンが駆けつけることになります。
開幕日に取材をしました。とにかく会場がコンパクトでユーミンとの距離がものすごく近いことが驚きです。息遣いがリアルに分かるというか表情まで読み取れる感じがしました。
ホール公演はタレントとの距離が遠いことが多いです。大画面モニターが設置され、表情を確認するためには、この映像を見ないといけない。せっかく目の前にタレントがいるのにです。ステージに目を移すと、ナマの姿は見えますが表情まではよく分からない。だから客席には双眼鏡を持ってきている人が結構います。その心情はよく理解できます。
この日、ステージに立つユーミンはとにかく楽しそうでした。ステージは右から左まで20メートルくらいの距離でしょうか。行ったり来たりを何度も繰り返し、会場のファン1人1人との交流を楽しんでいます。ムーンウオークみたいに、後ろに下がりながらステップを踏むこともあり、古希とは思えないアクティブなステージを披露していました。毎朝、1時間くらいかけて筋トレやストレッチ、体操などで常に体調を整えているからできるのでしょう。
22年に文化功労者に選出された際、歌の持つ役割について「明るさ、豊かさ、潤いを聞き手の心に送ること」とコメントしています。歌を通じて明るさと豊かさ、そして潤いを優しさとともに伝える。51年目を迎えているユーミンのステージを見ると、まさに有言実行の人だなと思います。【松本久】



