上沼恵美子(68)が、12日放送のABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」で、自民党の麻生太郎副総裁(83)が上川陽子外相(70)に対し、手腕を評価する内容の発言の中で「おばさん」などと容姿を揶揄(やゆ)するような発言をした問題に言及した。

番組中盤、「おばさん」「おばちゃん」という呼称に話題が進み、上沼は「『なんや、あのオッサン』言う時、嫌いな人指すもん。そこで完全に刺してる」。続けて、22歳の時に「おばちゃん」と言われたが、「結婚したら『おばちゃん』。でも、近所や親戚の子とか、全然気になれへん。やっぱりシチュエーションやわ」と漏らした。

その上で「麻生さん(の発言)はアカンわ」とバッサリ。「やっぱり女性を下に見てるんですよ、基本的に。急に(そのような発言は)出えへんわ」と、潜在意識の問題を指摘。共演するモンスターエンジン西森洋一、ABCラジオ北村真平アナらから「女性のわりに」という言い回しがあがると、「それ、ほめてんねんけど、けなしてる」。

さらに、麻生氏について「あの人、妙な帽子かぶってるよな? マフラーも。アラン・ドロンと思ってるんちゃうか? ドロンドロンやのに」と脱線しながらも、政治家の時代にともなう変容にも言い及んだ。

「政治家、女下げて見る人多い」と、率直な感想も口にしつつ、「昭和でいうたら、暴言はく政治家多かったんですよ。でも、頼りがいがあるという人も。田中角栄さんとかそうちゃいます? 暴言はいたわけではないけどもね」。そこで、自身が親交のあった兵庫県出身で、衆院議長も務めた原健三郎氏をあげた。

「明石海峡大橋、鳴門大橋かけた人。淡路島出身の人」と紹介し、海原千里・万里の漫才コンビで活動していた当時の後援会長を務めていたと明かした。

「子供のころから(自宅へ)連れて行ってもらっていた」そうで、結婚後に漫才をやめた後も、選挙応援には行っていた。

ある選挙で、街を練り歩いていた際、立ち飲み屋の前を通ると、原氏は「こら、おまえら、昼間っから飲んでええな。気楽なもんやな。それは政権が安定してるからや。豊かやからや!」と、立ち飲み客に話しかけたことがあった。

上沼は想定外の原氏の発言に「こら、落選したな」と思ったそうだが、実際には当選。「そういう時代はあったんですよ。今はあかんなあ~」「そんな先生もいた。豪快だった」と、往事を思い、振り返った。

「もう、そこまでいけばいいんですけど、今は言葉に気をつけないといけない。女性に対しての蔑視なんか絶対にいけないですし。全体的に発言がちっちゃくなってる」

こう指摘した上で「『原健三郎』のように迫力がないねん」。具体的に、役者を例にあげ「芝居でも勝新太郎さんとかそうやったやんか。今は線が細くない?」と話していた。