4日に63歳で急死した声優TARAKOさんが主人公まる子(さくらももこ)役を演じたフジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜午後6時)が10日、放送された。

この日は、2015年4月5日に放送された過去作品「おばあちゃんの誕生日」の巻が放送された。過去回だったため、21年3月末までナレーションを務めていたキートン山田さん、16年5月末までお姉ちゃん役を務めていた水谷優子さんの声が流れた。X(旧ツイッター)では「姉ちゃんの声」「水谷優子さん」「キートン山田さん」など同作の関連ワードがトレンドに浮上。SNS上では「また名前をみられるとは」「なつかしいお姉ちゃんやナレーション…。とてもいい放送でした」とコメントが相次いだ。

また、エンディングでは同アニメの原作者さくらももこさんが作詞を手がけた桑田佳祐の「100万年の幸せ!!」が流れ、「わたしゃなきそうだよ」「お話もあったかくて涙出そうになった」と心揺さぶられる視聴者も多かった。桑田は、18年に行われたさくらさんをしのぶ会に参列し、12年4月1日から17年10月1日まで同アニメのエンディングテーマとなった同曲を献歌として歌唱していた。

TARAKOさんが務めた「まる子」の最後の出演回は、3月24日「まる子、水の味がわかる?」の巻で、1時間放送が予定されている。フジテレビは、このエピソード以外は10日以降当面の間、過去作品を放送することを発表していた。