俳優山口良一(68)が16日、都内で行われた主演映画「石岡タロー」(石坂アツシ監督、29日公開)の東京公開記念先行上映会に登場した。

離ればなれの少女を17年間待ち続けた一匹の保護犬、タローの感動実話。山口は、タローを保護した小学校の校長を演じた。作品について「見どころはタロー」とし、「私がタローをやりたかった」と笑顔で話した。

昨年10月から作品の舞台である茨城県などで先行公開し、クチコミで反響を集めた。海外の映画祭にも出品され、現在までにインド・インディペンデント映画祭最優秀長編映画賞、ローマ・インディーズ映画祭最優秀インディーズ長編映画賞など6冠に輝いている。

上映会前にタローとの撮影会も行った山口は「動物とあまり接点がない私ですが、出来上がった作品を見ると、切ないというか、けなげでいいなあと。生き物同士のきずなや、心が通じ合うものを感じて、命っていいなあと感じる映画です」と話した。

ほかに、菊池均也、青木日菜、松木里菜、石坂監督も登壇した。