3月末で平日の放送が終了するタレント浜村淳(89)がパーソナリティーを務める関西の長寿番組MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(月~金曜午前8時)の後任番組「ヤマヒロのぴかッとモーニング」でパーソナリティーを務める元カンテレの山本浩之アナウンサー(62)が19日、大阪市内で会見した。

「朝が苦手」で、早寝早起きの特訓中の山本アナは「いままでやってきたラジオ番組のテイストを朝の番組でも出していきたい。走りながら考えていきたい」と意気込んだ。

「ぴかッモニ」で山本アナのパートナーを務めるのは月、火曜が古川圭子アナ、水曜がタレント山本量子、木曜が藤林温子アナ、金曜はフリーアナウンサーの上代貴子アナが務める。

「ハゲのヤマヒロ」の愛称で親しまれている山本アナはラジオでは声だけの“勝負”になることに「確かに視覚で何かを訴えることはできない。僕のハゲをウリにできない」と一抹の不安? もあるようだが、「リスナーに何か刺さるものが1つでも残せれば」。これまで経験と、状況に応じた感性の言葉での勝負を誓った。

「ありがとう-」は丸50年を迎える3月末をもって平日の放送を終了。内容や放送時間の異なる「ありがとう浜村淳です土曜日です」(土曜午前8時)は継続する。

今月14日には浜村にあいさつした。長寿番組の秘訣(ひけつ)について質問すると「おそらくシャレだと思うが、ダラダラやっていたら50年がたちました」と“金言”をもらい、山本アナは「僕も性格がダラダラしているので、ダラダラと始めさせていただきます」と和やかに返答した。「構えずにやりたい」。平日の関西の朝を「ぴかッ」と光らせる。