落語家の立川志らく(60)が19日、X(旧ツイッター)を更新。日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜午後5時半)出演者のやりとりを批判した一部報道記事について私見を述べた。

志らくは、「『抱いてください』『気持ち悪い』“性を笑いのネタ”にする『笑点』の時代を理解できない作り手」との見出しが付けられた記事を引用し、「若い頃、散々笑点を批判していた私が笑点を批判する記事を批判するのも変なはなしだが、これは酷い。笑点の出演者、スタッフがあまりにも気の毒だ」と言及した。

同記事で取り上げられたのは17日放送の「もう笑点」での一コマ。志らくは「昔の大喜利のVTR。勇退する歌丸師匠に一言。小遊三師匠が『抱いてください』、それに対して歌丸師匠が『気持ち悪いんだよ!』。他の演者達が大笑い」と要約しつつ、記事では「『気持ち悪い』という言葉は同性同士の性関係を揶揄している。それを笑っている連中もおかしい云々」と批判していたとし、「あのね、もし歌丸師匠と小遊三師匠が真剣にお付き合いしていたのならそれを揶揄するのは失礼なこと。でもそれはあり得ない。ならば『気持ち悪い』はただのギャクじゃないか」と指摘した。

続けて「先日、自民党議員がパーティーでセクシーダンサーを呼んでおひねりを口移しで渡した出来事があったが、その際も主催の議員が『多様性』だからと言って世間の笑い物になっていた」と、自民党和歌山県連主催の懇親会に露出度の高いセクシーな衣装を着た女性ダンサーが招かれた問題を引き合いに出し、「なんでも多様性って言えばいいと勘違いしている。それと同じでなんでも性の平等と言えば正しいと思っていやがる」と不快感をあらわに。「こんな噺家のつまらなきギャグが突っつかれるから令和の時代は窮屈で多くの人が不適切にもほどがある、じゃないが出鱈目な昭和の時代を懐かしむのだ」と私見を述べ、「今の時代にわざわざ流すからいけない?そんなイチャモンには一言。黙れ!」と切り捨てた。