あのと幾田りら(23)が23日、都内で、自身が声優を務めるアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」前章公開記念舞台あいさつに登壇し、声優に挑戦した感想や2人で出演した「Mステ」のパフォーマンスについて語った。

同作が声優初挑戦のあのは「この何年間も、自分の声が邪魔だなって。何を言っても何をしても声の批判が多かったり、声が気持ち悪いとか言われてて」と吐露。「今回声で選んでもらって、声だけでストーリーを描いていくことに参加することができて。みんなから『声がいいね』っていろんな反響をいただいて、初めて声を褒めてあげられるなって、僕自身も救われた。胸を張ってみんなに見てほしいと言える」。

黒川智之アニメーションディレクターは「今作品はこのおふたり以外あり得ない。収録の第一声から完全に完成されていた印象でした」と絶賛した。

あのと幾田は、前日22日のテレ朝「ミュージックステーション」で共演し、前章の主題歌「絶絶絶絶対聖域」(ano feat.幾田りら)、後章の主題歌「青春謳歌」(幾田りら feat.ano)を生パフォーマンス。幾田は「ナチュラルに自分たちのクリエーティブをぶつけ合えた。感動的でした」と振り返り、「終わった後、(あのから)『本番のシャウトかっこよかった』ってLINEくれて、好き~ってなりました!」と笑顔で明かした。

同作(通称・デデデデ)は浅野いにお氏が原作の同名コミック。突如、宇宙から襲来した母艦が空に覆いかぶさる東京で青春を謳歌(おうか)する女子高生の小山門出と“おんたん”こと中川鳳蘭。門出をYOASOBIのボーカルikuraとしても活躍する幾田が、おんたんを、あのが演じる。

幾田は今作で2度目にして初の主演アニメ声優。後章は5月24日公開。