クレジット会社大手のJCBが28日、嵐の二宮和也(40)の広告起用再開を公式サイトで発表した。

サイトでは「二宮和也さんの広告起用再開について」と題された文章がアップ。「JCBはこのたび、二宮和也さんを起用したブランド広告を再開することを決定いたしました。2024年4月より順次、各種メディアでCM放映を開始するとともに、JCBブランドサイトやYouTube公式チャンネルへ広告を掲載してまいります」と報告した。

さらに「JCBは、2023年9月、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.社、以下同社)の性加害問題を受け、同社による『被害者の救済』と『再発防止』が進展するまで、二宮さんの広告起用を見送ることを公表いたしました。その後、同社における被害者の救済や再発防止策の実行状況を注視し、社内で議論を重ね、起用について慎重に検討してまいりました」とし、「現在、被害者の救済については未だ問題解決の途上にあるものの、同社が被害者への補償を開始していること、また、再発防止策の策定と取組みが具体的に進展していることから、今回、二宮さんの広告起用を再開することといたしました」とつづった。

二宮との関係性を尊重した。「JCBは、今後も、同社における被害者の救済と再発防止の取組み状況を注視し、企業としての社会的責任を果たしてまいります。二宮さんとJCBは、これまでの13年間、40作近くのCMを一緒に作ってきました。その過程で私たちは、二宮さんの作品に向き合う真摯な姿勢とJCBへの深い理解、そして熱意を感じてまいりました。二宮さんはJCBにとって長い間共に歩んできた大切なパートナーであり、JCBは、独立して新たな一歩を踏み出しチャレンジを続ける二宮さんを、今後も応援してまいります。以上」と締めくくった。

二宮は昨年10月、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)から独立。二宮はファンクラブサイトを通じて「10月24日をもちまして事務所から独立し、個人で活動していく決断をさせていただきました」と報告した。「1回目の事務所の会見以降自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話僕も怖くなったし、不安な気持ちにもすごくなり、これからどうしていこうかなと考え始めました」と告白。先月7日に旧ジャニーズ事務所が創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受けて初めて会見を開いて以来、葛藤があったという。