昨年9月に急死した宝塚歌劇団の団員が所属していた宙組について、村上浩爾理事長は「次の公演は上演を見合わせる発表をしているが、現時点では何も決まってない。今後、一定の時期をみて、予定については発表したい」とするにとどまった。

宙組は昨年秋以降、すべての公演が中止になり、5月17日開幕予定の次作本拠地作も上演見合わせが決まっている。

現在は「レッスンを任意で行っている」とし、自主練習にある模様で「少しずつ心身の状態を戻してもらえるように」環境を整えていくとした。

宙組については「この半年間、不安な状況で、受け止めるのに時間がかかります。日々、稽古に日々がんばってくれている」とし、昨年就任したばかりのトップ芹香斗亜率いる現行の宙組体制の維持を想定。

「(宙組が)公演を再開する場合も、今の体制で再開したい。時期については、時期がきましたら報告させていただきたい」とした。メドとしては「年内、遠くない時期に」とした。

また、今春入団の110期生については、各組を1年かけて回る「組回り配属」とすることも発表した。