弁護士の紀藤正樹氏が28日、X(旧ツイッター)を更新。この日東京地裁で開かれた、ダウンタウン松本人志(60)が「週刊文春」側に対して起こした訴訟の第1回口頭弁論をうけ、裁判への私見をつづった。

紀藤氏は開廷少し前のポストで、東京地裁に傍聴券を求める多くの人が集まったことなどを報じる一部メディアの記事を添付。「いよいよ今日午後2時半~東京地裁で第1回口頭弁論。この事件は法的論点(名誉毀損の有無)だけでなく社会的論点(不倫or性接待の是非等)もあり法的決着だけでは済まない問題もあり後者の論点も無視できません」とつづった。

続く投稿では、ネットにアップされた傍聴券交付の当せん番号などが記された裁判所の公式サイトを添付。「裁判所の抽選結果です。こういう情報も即時情報公開されるのが、ネットの良いところです。わずか19席と言わずに、法廷での生映像公開(双方の当事者に異議がなければできるはずです。)など、裁判所の情報公開がさらに進むことを期待しています」と述べた。

松本は昨年末「週刊文春」に過去の性行為強要疑惑を報じられたが否定。同誌を発行する文藝春秋らに対し、約5・5億円の損害賠償請求訴訟を起こした。この日の第1回口頭弁論に松本は出廷せず、双方の弁護士が訴状陳述などの確認を行い、約5分弱で終了。次回は6月5日に行われる。