イタリアで開催中の世界3大映画祭の1つ、ベネチア映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に選出された、細田守監督(57)4年ぶりの新作アニメ映画「果てしなきスカーレット」(11月21日公開)主演の芦田愛菜(21)と岡田将生(36)が3日(日本時間4日)現地入りした。
芦田、岡田、細田監督ともにベネチアへの訪問は初めてで、4日(同5日)の公式上映を前に“水の都”と言われる街を観光した。訪問を熱望していた芦田は「もし訪れることができたら“ゴンドラ”に乗ってみたい!」と念願だったゴンドラに初乗船。「青空ときれいな景色を楽しむことができて、すてきな街を感じ、とても心地よかったです」と水上からの街並みを堪能。
岡田もずっと乗ってみたいと思っており「ゴンドラに乗ってみると、街の見え方が変わるんだと感じました」とゴンドラ観光の感想を口にした。有名な観光スポットのリアルト橋にも足を運び、名物のイタリアンジェラートも味わった。
「果てしなきスカーレット」は、スタジオ地図が、米ハリウッドメジャーのソニーピクチャーズと初の共同製作&出資し、12月12日の米国公開をはじめ全世界配給される作品。芦田は、父の復讐(ふくしゅう)に失敗するも、再び宿敵に復讐(ふくしゅう)を果たそうと死者の国を旅する中世の王女スカーレットを演じる。現代の日本から来てスカーレットと旅する心優しい看護師・聖を長編アニメ作品初挑戦の岡田が演じる。ともに細田監督作品への参加は初めて。
アウト・オブ・コンペティション部門は話題作、ハリウッドの大作映画などを特別上映する部門で、賞は争わず招待作品として上映される。細田監督作品では、10年「サマーウォーズ」がベルリン映画祭(ドイツ)の児童向け・若者向け映画のコンペティション ジェネレーション部門、21年の前作「竜とそばかすの姫」がカンヌ映画祭(フランス)で作品が高評価される監督の新作を集めた「カンヌ・プルミエール部門」に、それぞれ出品。今回で、世界3大映画祭全てで、作品が出品・上映されることになった。
細田監督は「ベネチア映画祭は、映画を作る者として、ずっと憧れの地でした。この中世の街の中で最新の映画祭が行われることの、この地の芸術に対する器の大きさをすごく感じています」と喜びをかみしめた。
海外の映画祭に初参加の芦田は「映像も音響も大迫力なものを、劇場の大きなスクリーンで(観客と)見られるということがとても楽しみです」と公式上映に期待を寄せた。岡田は「お客さまがどのように作品を受け止めるのか、同じ空間でリアクションを感じながら、自分も反応しながら見ることができたら、すてきな体験ができるのではないかと思っています」と語った。



